ホームページ作成にあたって
ここ3年間、私は大学院にて経済学を勉強する機会を得ることができました。これは、バブル崩壊直前に就職し、10年程度経た後の大学への入学であり、以前大学で勉強した科目も経済学であったことから、どのように経済学が変化しているのかが私にとって一番の興味でした。私が大学で経済学を勉強していた頃、経済学のトレンドは2つの学派での論争が起こってました。学派一つは、財政政策を中心とした国内経済への積極的な公的介入を容認した、いわゆるケインズ経済学、一つに金融政策に重きを置き、政府による国内経済への介入の抑制を主張する新古典派の経済学でした。これは、不均衡を前提としたマクロ経済学と均衡を前提としたミクロ経済学の分野での相違でもありました。 その後、10年以上を経て大学院で勉強した経済学は、結局、新古典派の経済学でした。最初は、特殊の前提条件に違和感を感じながらも、3年間を通じて、新古典派の経済学を勉強しました。
今回の一連の勉強で身につけたことの一つには、経済学の重要性の再認識があります。社会科学の中で経済学は、何かと役に立たないという指摘が世間一般にあり、社会科学の中でも法学部への志願者が増加するなど、わが国における経済学の退潮は否めません。しかし、経済学を通じて、社会のあり方を分析するに当たって、数学による論理的な分析を行う一貫した姿勢は、他の分野でも有用であると考えられます。特に、就職後は何かと法律知識を重要視する風潮があり、何故経済学を勉強するのかについて常々自問自答していました。
論理性は学問ばかりではなく、仕事の面でも重要です。これを与えてくれるのが私にとっての経済学です。
また、環境面を意識した「サイトづくり」をしているのは、私の一貫した姿勢であり、わが国の将来を左右する最も重要要素の一つの考えられるからです。もっとも、幼少からの関心が動植物の生態などで、この頃からの影響があると思われます。